うちの母親はその時代の人にしては割と新しい考え方をする人間で、僕が中学生くらいの頃から、付き合う女性とは1度は同棲するようにと言っていた。同棲しないでいきなり結婚すると、結婚生活で初めてわかる相手のことなどがあり、うまく行かなくなる恐れもあるからだそうだ。

今付き合っている彼女とも同棲2か月目だが、母親の言うことは間違っていないかもしれないとすごく思う。顔もスタイルもとてもよく、料理も上手で素晴らしい女性だと思うのだが、料理の後片付けや掃除洗濯は好きじゃないらしい。同棲するまではわからなかった彼女の習性が、同棲することによってわかるのだ。

2人とも働いているし、もちろん家事は分担している。僕もある程度の料理はできるが、彼女の方が断然うまい。ただ、彼女が料理を作った後は、シンクに水が詰まりやすいのだ。彼女は一度に何品も料理を作り、手際も良いがその分大雑把になる。野菜の切りくずなど、三角コーナーに捨てればいいのにそのままシンクに落とすから、排水口のゴミ受け皿に溜まり、水の流れが悪くなるのだ。生ゴミの処理なんて彼女には似つかわしくないと言えばそれまでだけど、生活していくってことは、そんな綺麗ごとばかりは言ってられない。

キッチンのシンクだけじゃなく、風呂場や洗面台でも、彼女の大雑把さは目立つ。彼女のロングヘアーが風呂場の排水口に詰まると掃除するのが大変だけど、彼女はまるでしらんぷりだ。洗面台もそう。パイプ洗浄剤を流して排水口の様子を気にしているのは常に僕で、彼女は自分の髪の毛が毎日どれくらい落ちているかなんて、気にしたこともないようだ。

こんなことを言ったら贅沢だと怒られてしまうかもしれないが、家庭生活を送る上で水回りのトラブルというのは、かなり重要な問題だ。その点にも気配りできる女性の方が、生涯の伴侶としては理想的かもしれない。
水道の修理について【横須賀市上下水道局】