姉が遊びに来てうちでお茶をしている時に、Amazonで頼んでおいた排水口のゴミ受けが届いた。これが届くまでは水の流れが悪く困っていたので、嬉しくて姉に事の顛末を話して聞かせたら、油を排水口に流すなんてなんたることだと怒られてしまった。
先日、焼売を揚げ焼きするために使った油の処理に困り、深く考えずに排水口に油を流したのだ。初めてしたことだったが、その後から排水の調子が悪いのでよく見てみたら、なんとプラスチック製の排水口ゴミ受けの網目が、油の熱で溶け、ふさがってしまっていた。そこで慌ててAmazonで検索して、今度は熱で溶けたりしない、金属製のゴミ受けを購入したのだが、油を排水口に流すと大変なことになるというのは、ゴミ受けをダメにしてしまうとか、そんな簡単な理由ではなかった。なんと排水口に流された油は、冷えると固まって排水管の内側に付着したりして、パイプ詰まりの原因になるのだという。また、排水口に流した油が川や海に流れ出た場合、環境汚染につながり生物にも影響を及ぼすとか。本当に何も悪気はなく、うっかりいつもの排水を流す感覚で油を流してしまったのだが、とんでもない過ちだった。
パイプの詰まりの方はまだあまり感じないが、姉の指示の元、パイプ洗浄剤を流してみた。姉の知り合いも、排水口に油を捨てるということを繰り返し、パイプが詰まって水道業者を呼んだことがあるそうだ。水道業者を呼ぶなんて大変な状態だが、油を流すというのはそれだけのリスクがあることなのだ。パイプ洗浄剤をボトル半分くらい流し入れ時間をおく。これで少しは、先日流し込んだ油が処理されるだろうか。マンションで年1回行われる高圧洗浄は、昨年も秋に実施したのでまだしばらくやってもらえない。それまでなんとか排水管が詰まらないように。今は祈るような気持ちだ。